31Jan.2022
今回のコレクションで表現したのはBonding （絆）。それは「一体感」を表すメタファーとしての意味と、また、二つの素材をつなぎ合わせる技術としてブランドの核となるハイブリッドの表現としての意味を持つ。Bondingを表現するアイデアは、実用性とテクニカルウエアの機能を果たすボンディング加工から生まれたもので、その究極の表現として、エロルソン・ヒューの手がけるACRONYM® （アクロニウム）とのコラボレーションが実現した。
ACRONYM® のシグネチャーであるテクニカルなディテールとsacaiの生地やシェイプを組み合わせたメンズ、ウィメンズコレクションの中にはACRONYM® にとって初のドレスも加わり、チェスターフィールドのロングコートのシルエットは、撥水加工のコートドレスへと姿を変えた。このコラボについてヒューは、「千登勢のことも、もちろんsacaiのことも長年知っていたので、このコラボレーションは理想的な融合だった。そして、結果からもわかるように二つのブランドの理念を一つのコレクションとして体現していて、部分的ではなく一体感がある素晴らしいコラボレーションになっている。」と語っている。ACRONYM®のファブリックは3レイヤー(70% PA, 30% ePTFE)のウォータープルーフ生地を使っている。
